病室で彼女は横になってた




消えてしまいそうなくらいの
青白い肌が

哀しいほどに
きれいだった





静かに驚いた彼女の顔に

静かに笑って返した



彼女はまた

静かに泣いて
返してくれた











あたしは至ってふつう


朝帰ってきたあの日も

この家で
変わったものは何もなかった



やれる事はやろうと

取り敢えずこの一週間
”締め切り”と名づけた今日までに

やり残したものはない



あたしは
至ってふつう




















病室を出て


また太陽を見上げて


”あちぃな・・” って
文句言って







夜は

大切な仲間の誕生日会

笑って

飲んで

笑って

食べて





どこにも無理はない




浮かび上がる

”ありがとう”
”おめでとう”














場所を変えて

ミーティング



仲間に会って

いつもと同じ

















帰り道



なんなんだ







あたしは何に

苛ついてんだ







苛々が向かう先は

決まっていつも

あたし




あたしは何で

あたしに苛ついてんだ


















ほんとに苦しいのは

あたしじゃない



ほんとに大変なのは

あたしじゃない




彼であり

彼女なのに










あたしは一体

なんなんだ













彼女の前で

あんなに穏やかでいられたあたしは

何処へ行った



どこから出てきた笑みだったろう

どこから出てきた言葉で

どうしてか
一瞬だったとしても確かに
包み込んであげられたんだろう






あのあたしは

何処から出てきて

何処へ行った

















なんで苛ついて

なんであたしが
疲れんだ







叫びてぇ





あー



思い切り


歌いてぇ



















ここは本当に便利だね。

駆け込み寺か。

それもよしか。




つい数分前

一人の仲間の言葉に

驚くほど
助けられた気がしたよ。


イガイガしてちゃだめだ。

あたしはイガイガしてちゃだめだ。




ちょっと頭冷やしたら

その頭休めて

・・・いや、たいして頭は使ってないが・・

この心休めて


また

朝日見るか。
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by flowerof_sun | 2007-09-23 01:55 | ポツリ。  

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