普通になりたい。

前回書いたように

この時期は
わくわくして とても温かい気持ちになる事もいっぱい。


同時に
心がざわめく記憶もいっぱい。


いいことばっかを取り上げてると
また何処かきれいな自分を作っていっちゃう気がして。


ちがうちがう。




人といると
楽しかったり嬉しかったり
不安や悩みは消えなくとも
すっかり忘れて笑いまくるの。



あたしはこうして一人になった時
ここに文字で表す事で
不安や悩みを外へ放り投げる。




とても不器用だから
ここに頼って

とても弱いから
ここへ来てくれるみんなに寄りかかる。




「ネットなんて」
そう思う事は沢山あってでも

あたしはここと
ここへ来てくれるみんなに
いつもいつも
感謝してばっかだ。



 
 
 
 
 
 
 
 
料理が好き。


食材も食器もキッチン用品も
見てるだけでワクワクしてた。


幼い頃から
親と買い物に行くのが大好きで
食品売り場で物珍しそうに眺めては
「これは何に使うの?これは何?」
色んなものが
キラキラして見えた。

すごくすごく純粋に
試食のソーセージやヨーグルトを喜んで食べた。





写真が好きになった切っ掛けはね

写真の雰囲気も文字のレイアウトもお洒落な
料理の本たちに心を奪われたからなの。

あぁ、なんて上手に撮るんだろう。
なんて美味しそうに撮るんだろう。

幸せな気持ちになった。




特別な日に

お母さんがご馳走を作るのを手伝うのが楽しかった。
下手くそなケーキも作った。


ジャガイモの皮むきと
仕上げの混ぜるとこだけしかやってないのに

”このポテトサラダ美味いなぁー。”

なんてお父さんに言われては
小学生のくせに 「親バカめ。」 なんて軽く流して
それでも密かに すごく喜んだ。



喜んで食べてもらえる事が
とても嬉しかった。













今日 デパートの地下のパン屋で

ただただ
試食のパンに何度も手を伸ばし続ける女性を見かけた。

体格からじゃよく分からない
一番気づかれにくいパターン。


行動はゆっくりだけど
心がそわそわ
目を見れば
何処に心があるかが分かる。
そこにはない。

口の周りが汚れても
首もとにパンかすが付いてても
周りの人が少し不審に見ようとも
彼女は
どうしようもない。


嘔吐癖は明らかだった。
顔だけむくんで
リンパ線が腫れて
酷く エラがはってた。



以前親に
あめ玉2つなめてるのかと本気で驚かれたのを
あの驚いた顔を
鮮明に思い出した。





怖くなって
外へ急いだ。

逃げてるみたいに走ってた。













今のあたしにとって
食品売り場は決して居心地の良い場所じゃない。


高校3年の終わりになって
アルバイトを始めて
あたしは金を手にした。

試食だけじゃない
家にあるものだけじゃない

買って食べるのが当たり前になっていった。



スーパーやデパ地下
パン屋や在りすぎるコンビニ

渡り歩く日々が
どれだけ続くのかと

もはや自問自答する事からも逃げた。










3年前のこの時期

クリスマスは彼氏と過ごすからと
イブが誕生日のお父さんに少し早いプレゼントをあげたいと思った。

あたしの摂食障害をまだ知らなかったお母さんは
「リンゴとパイシートがあるから、アップルパイ作ったらどぉ?」
そう言って仕事へ出かけた。


キッチンに一人でいるのは危険だと分かってた。
でも、認めたくない自分がいた。





結果

出来上がった小さめの丸いパイ一つと
同じのもう一つ作る為に鍋に残ったリンゴと
使わなかった生リンゴ

計6個の大きなリンゴとパイシート2枚


あたしは台無しにした。




食べた事より
吐いた事より



人に作ってあげたいものまで食べてしまう

この卑しさが苦しかった。



あたしは急いで同じものを買いに行って
何もなかったかのようにキッチンを片づけて


さすがに何もなかったかのような顔は出来なくて
体調が悪いと言ってその夜は部屋から出なかった。









アップルパイはこんな経験の内の一番最初の話だから
ほんとに良く覚えてるだけ。

その後も、
同じ様な事は繰り返した。













本屋へ行っても
ここ最近はめっきり料理の本の所へ行かなくなった。
昔はあれほど好きだったのに
一人だと
今は心を落ち着かせて見れない気がする。



食器もそう。
昔みたいには
一人だと楽しんで見れないみたい。




食料品売り場は一番いけない。
一番こわい。

怖いとまで
感じていたなら行かないのかもな。

心がざわざわして
なにか頭がぼーっとして
それでも足を向かわせるのは
紛れもなく自分自身。




過食嘔吐が一番酷かった時期は
料理の本も沢山見てた。

「食」に取り憑かれてたあたしで
健康に良いと話題の食事や栄養学関連もよく読んだ。

どれが純粋な”好き”な気持ちか
まるで分からなかった。




今本を見たいと思わないのは
あの頃より良くなってて
あの頃を思い出すのが怖いからなのかも知れない。
あの頃の感覚。
心のざわめき。













ちがうちがう。


過去の話じゃないだよね。


だって
あたしは今日
どうしてデパ地下へ行ったのか。












悪い話しだけじゃないの。

2年前のクリスマスはね
焼きプリンを作ったの。

彼氏もお父さんも
お母さんもおばぁちゃんも兄ちゃんも

美味しいね、って笑ってくれたん。



ちゃんとあげれたんだよ。
リベンジ成功だ。         w













特別なご馳走やプレゼントなんかじゃなくていい。

普段のごはんでいい。
簡単な食事でいい。


当たり前に
作ってあげれたらいいな、と思う。

当たり前に
買い物して



普通でいい。

生きるための食事が
温かい笑顔を生むから。




普通でいいの。

普通になりたい。







あー
はずかし。
一度読み返したら、消しちゃうかもだから、
このまま投函。

誤字脱字や
話の流れもめちゃくちゃかもですが…
ご勘弁を。 ^^
 
 
 
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by flowerof_sun | 2006-12-06 23:55 | 摂食障害  

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